LED照明は高すぎると思っている人は多いはず。白熱電球が数百円に対しLED相当品は数千円もするから・・・。私も、これまでは、そう思っていました。
国内でLEDの裁判沙汰の間に、台湾・中国においてLED産業が頭角をもたげ成長してしまいました。電子部品に関しましては「安かろう悪かろう」の時代は過ぎ、品質的に概ね合格ラインに到着しつつあります。
まだ、二次加工におきましては、良いものもあり粗悪品有りの玉石混交の状態であり品質チェックはかかせませんが、品質価格ともに安定化・低価格化が着実に推進されつつあります。
我々は、同類製品の価格差が約5倍以上の混沌とした中で、いかに品質を見極めいかに安い価格製品を選ぶかの岐路を体験しながらも、やがてLEDの来るべき姿を実感するのかもしれません。
LED照明の寿命は照明用に使われる高輝度LEDや白色LEDで約4〜6万時間、低輝度LEDは約10万時間と言われています。輝度半減期を寿命とすればその半分以下となりますが、他の照明に比し圧倒的に長寿命であることは証明済みです。LEDの寿命は白熱電球の約40倍以上となります。
また、810ルーメンの光束(光源が全ての方向に放射する光の量)を発する機能を有する白熱電球、蛍光ランプ、照明用白色LED(光量を揃えるためにLED素子を30〜100個程度集積したもの)を比較すると、白熱電球の消費電力が57W、蛍光ランプは14W、LEDランプは約6Wですので消費電力は白熱電球の約1/10、蛍光灯の1/2と言えます。
私見を申せば、この差はもっと大きい筈で、今後の究明を待ちたいところです。
LED(発光ダイオード)と白熱灯のライフサイクルコスト比較があります。
この比較ではLED(寿命5年以上)は本体価格が100ドル/個、白熱灯は4ドル/個(寿命は1年)で、LEDのほうが初期投資が25倍かかるものの5年間のトータルではLEDのほうが3倍お得との結果が出ています。現在は初期本体価格が100ドル/個がどんどん下がっている事が魅力と思います。
もし仮に810ルーメン相当のLED光源の消費電力が7W、寿命が18,000時間であると仮定して計算した場合、もし仮に製造時に6倍の環境負荷が発生するとしても、ライフサイクルにおける環境負荷(CO2換算)は約半分になります。
(環境・省エネ型LED照明機器システムの総合的普及戦略に関する調査研究報告書:(財)機械システム振興協会)
また、蛍光ランプは発光させるために1個あたりの3mg〜20mg の金属水銀が含まれており、廃棄時に発生する水銀の処理が近年問題になっており、環境推進におきましても環境負荷の小さいLED照明の推進は、信号機器あるいは自動車産業ばかりでなく、一般家庭における活用が大いに期待される分野と思われます。
LEDはタフであり、電力も食わないこともあって「これからの照明」とされるが、まだまだ応用技術面において改良されるべき側面は大きく、今後の展開が注目されるところとなっています。 |