| GPS |
通常のGPS受信機では衛星からの距離を計測するための「時刻信号」と、衛星の位置を知るための「衛星軌道データ」を捕捉します。
しかし、「衛星軌道データ」は取得に時間がかかるため(最低30秒必要)、遮蔽の多い場所では測位までに時間がかかり、測位そのものができない場合がありました。 |
| A−GPS |
アシスト型GPS(A−GPS)と呼ばれる技術では移動体通信を経由して軌道データを安定して取得します。したがって、衛星からの時刻信号さえ得られれば、即時に測位できます。この技術はGPS携帯端末に使われています。測位精度は、市街地で5−10m程度、建物内で20m程度と言われています。ライト(Pseudolite)とも呼ばれ、GPS衛星が放送している信号と同じ信号を発信する装置を地上に設置し、GPS信号の届かない空間をカバーして、シームレスな測位を可能にする技術です。
更に実用化が進めば、これまでGPSを利用できなかったビルの谷間・室内の測位や、高精度受信機を使えばトンネルや地下空間の測量に利用できるようになるでしょう。 |
| DGPS |
DGPS(ディファレンシャルGPS)は比較的手軽に高精度を得るGPS測位システムとして従来からあり、リアルタイムに測点の三次元座標を数十cm〜数m精度で出力するGPS即位法の一つ。観測点では、既知点に設置したGPS受信機から補正データを通信で受け取ることが必要です。
なお、電子基準点が設けられ、それらのGPS受信機との相互データ補正により、地上測量でも、1mmオーダーを実現した精密地上測量、ワンマン計測さえ実現する最新のGPS測量などの実用化が急速に進んでいます。 |
| GDGPS |
GDGPS(グローバルDGPS)は、米国で開発された世界規模(グローバル)のDGPSシステムです。全世界的に配置された23の基準局網で収集されたGPS衛星からの観測データをもとに補正データを生成し放送されます。
ユーザーはこの補正データを受けることで水平方向10cm、垂直方向20cmの精度で測位ができます。このGDGPSに基づいた高精度DGPSサービスがStarFireTMというサービス名で提供されています。
補正データはインマルサット通信衛星経由で提供され、全世界で利用できる高精度GPSシステムであり着実にGPS技術は進化しています。 |